Takayuki Yamashita

Takayuki Yamashita / 山下孝之
Quena , New-Age music

ケーナを吹く

一番肝心なのが音の出し方=息の吹き方です。
慣れれば簡単なのですが、最初は少し難しいかもしれません。
まず口を真一文字に結び、口の真ん中を軽く開きます。
その状態で下唇から下の部分でケーナの頭の部分を塞ぎます。
少し強めに押さえるイメージが丁度良いかもしれません。
Pasted Graphic 2
歌口(U字に削ってある部分)の削ってある部分の先の部分を狙う感じで、息を吹きます。

最初はすごく弱く吹いてみて、ちょっとずつ息を強くしていくと、音の出るポイントが発見できると思います。
1オクターブ目の低い音が出たら、さらにまた少しずつ息を強く、(細く鋭いイメージ)速くしていくと、2オクターブ目の高い音が鳴ります。

Pasted Graphic 3
左手の人差し指、中指、薬指で上三つの穴を押さえます。

右手の人差し指、中指、薬指で下三つの穴を押さえます。
左手の親指で、裏側の穴を押さえます。
この穴を全部塞いだ状態で、"ソ"の音(G管の場合)が出ます。

Pasted Graphic 4
穴を全部塞いだ状態から、右手の薬指、中指、人差し指、

左手の薬指、中指、人差し指、最後に左手の親指、
と下の穴から順番に開いていくと、
ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ♯・ソ
と、ト長調の音階が出ます。(G管の場合)

ケーナとの出会い

僕がケーナを始めたきっかけはあまり格好良いものではないですが、度々聞かれるのでここにこっそり書いておきます。


僕がケーナを始めたのは18歳の頃。
もともとシンセサイザーで曲を作ったりしていて、ニューエイジ系の音楽に影響を受け、次第にエスニックなサウンドを目指すようになる。

高校3年の夏休み、何か民族楽器を始めたいと思い、学校帰りに楽器屋をる。
しかし当時のアルバイトではなかなか買えるような値段の物はなく、あきらめかけていた矢先に偶然出会ったのが、路上で外国人が売っていた、手作りのケーナだった。
ケーナという楽器は元々知っていて、好きな音色だった事と、何よりその手軽さに惹かれ、直感で手にしたのが、最初のケーナです。

その後次第に自分の音楽制作に取り入れるようになっていく。
そして20代の頃、宮崎県の祖父母の家の周りに竹がたくさん生えていることを知り、運命のようなものも感じ本格的なケーナ製作を開始。
それから親戚一同の多大なる助けを得て宮崎へ竹を定期的に採りに行っている。
そんな気まぐれで始めたものですから、「ケーナを始めたきっかけは?」とか聞かれると実は結構返答に詰まってしまうわけですが。今思えば、あの外国人があのときあの場所でケーナを吹いて、売っていなければ、自分はケーナなんてやってないかもしれない。きっかけなんて、なんでもいい。
ここまでのめり込めて、今となっては自分の個性であり、自分の音楽の中心になっている、ケーナという楽器に巡り会わせてくれた、あの外国人と、竹藪に本当に感謝。