竹を取りに

今年も竹を取りに宮崎まで。行ってきました。
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「宮崎の竹は、わざわざ取りに行くほどそんなにいいんですか?」
とよく聞かれます。確かに良い竹なのですが順序的には逆かもしれません。
宮崎にたまたま深い縁があって、そしてそこに竹があったから。
気がつけば身近にある、与えられたものを、最高だと思えたら、それで良いと思っています。
結局、笛なんてただの筒だし、音なんてただの気圧の変化ですから、それを感じ取る人の心だって、気のせいみたいなものかもしれません。

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最高の土があって、最高の景色に囲まれて、そこに竹が生えて、最高の風に吹かれて、最高の人たちに助けられて、導かれて、与えられた素敵な音色。
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僕は、それがいいです。最高の竹、最高のケーナです。
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ケーナ・チューニング

ケーナのチューニングは細かいヤスリがけの連続で。そして会話のような。
材料の竹が一つ一つ違いますので、厳密な長さや大きさを最初から決めて全部作るのではなくて、「小さすぎ」と「大きすぎ」や、「長すぎ」と「短かすぎ」のほんのちょっとのあいだを常に揺らぎながら探り、全体のバランスを見て、作っていきます。
この場合は削り過ぎたら基本戻せないので、「もうちょっと、もうちょっと」0.1ミリぐらい削ったとしたら、次は0.01ミリ、その部分部分を見たら分からないような小さな差が、全体のバランスで見たときに、不思議と現れる。
それは最善の答えがあるのかどうかもわからない、自分が「これがいい」と思うポイントも、日々少しづつ揺らいでいるんだと思います。
それを「迷い」とかって言われると、それまでですが。
音楽や芸術に絶対的なものはなくて、多分楽器の演奏なんかにも、同じことがずっと続いていると思います。
「強すぎる」「弱すぎる」、「高すぎる」「低すぎる」などなど
100%ここが正解、というポイントがあるわけじゃなく、迷いのような、ある範囲での揺らぎが心地よい。
その瞬間だけを見たら誰も気がつかないような0.01ミリの違いだって、全体を見たときにその小さな揺らぎの連続が結果心地よくて、なお美しいんだと思います。
音楽とかじゃなく、日々のことでも、多分同じ。
だから、それを迷いだなんて思わないし、どうせ誰も気づかない、なんて理由では、手は抜かない。


最近は機材のある部屋で録音をしながらピッチやバランスを見て、作業場でまた削って、と行ったり来たり繰り返して調整しているので、1つ2つ、ケーナを仕上げるとどうしても、気がつけば家中、削りかすまみれです。
拭き掃除が日課です。
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小学校ケーナ作り 1日目

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今日・明日と午前中は小学校で夏休みケーナ作り。
去年も来てくれた男の子が、去年作ったケーナも持ってきて、さっそくみんなに吹き方を教たりして、頼もしい。

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今回はとても真面目な子が多く、穴の大きさとかを定規で細かく計っているのが印象的でした。
「だいたいでいいよ」ってのが何か言いづらい空気に…

最初は慣れない手つきが、色々工具を使い分けているうちに、どんどん慣れて、自然と工夫が出てくるのも面白いです。
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竹を切る

今日は朝からひたすら竹切り。
地元の小学校の夏休みイベントで、小学生3〜6年生が対象のケーナ作り教室を、今年も行います。
今日はその準備です。
1から笛を完成させるのは、限られた時間ではさすがに厳しいので、途中まで、ある程度形を作っておきます。
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こんな感じ。これを人数分+予備も考え、30数本。

長さを揃え、歌口(吹く部分)も、
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このように作っておいて、あとは指の穴をあけるところに印をつけて、ほぼ準備完了です。

あとはキリなどを使った穴あけと、ヤスリなどで仕上げをして、完成、というところを子供たちにやってもらうわけですが、竹に穴をあけるというのも子供たちには結構大変な作業です。
あまり力任せにやってしまうと、竹が裂けてしまったりするので、地道な努力が必要です。
そして吹くのも誰でもすぐに音が出る、という訳にはいかないのがケーナですが、何も言わなくても音の出せる子供も、毎年結構いて驚かされます。
指使いは小学校で習うリコーダーと近いので、音さえ出せれば何かしら、感覚ですぐに演奏できてしまうことも。
さて今年はどうでしょうか。
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Low A

LowA
最近割と個人的にホットなネタ 大きいケーナ
こちらはLow A管、通常のG管の倍近い67cmぐらいです。
丁度、竹の節から節までいっぱいに使い、吹き口の部分は竹の元々の節を活かしています。
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並べるとこんな感じ。左からLow A , Low C , G , Hi Cです。
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うれしいメッセージ

先日ケーナを買って下さった女性の方から

「柔らかく、優しい音色が気に入りました」

といったメッセージを頂きました。とてもうれしいメッセージ。
僕自身もケーナの音色の単純な綺麗さ、心地よさに惹かれています。

ケーナ作りで自分が一番心がけてるのは、
  • できるだけ自然に近い音色

そのため電気も火も使わないで全部手作業で作っています。
だからすごいとか、いい音、だとか思っているわけじゃないけど、それが自分なりのこだわり。
デジタルだけでいくらでも音楽が成立する中で、わざわざ竹を切ってケーナを取り入れる、一番の意義。

言葉で説明する事は難しいですが、自分がケーナの音色に感じる「自然・natural」といったキーワードを、ケーナを作る(あるいは演奏する)という手段で、自然の中から切り取って、少しでも感じてもらえたら。
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ケーナの販売について

ケーナ販売について

ケーナ一本3,000 + 送料でお譲りしています。
(
何本でも、送料は変わりません)
一般的な音階のG管の他、F管、低音のD管、それ以外の管もご用意できます。
1本1本完全手作りで作っています。
基本的には在庫を用意していませんので、1週間ほどお時間頂きます。

代金は、銀行振込でお願いいたします。

G管は在庫がある場合がございます。
ライブ、イベント等来て頂ければ、直接手渡しも可能です。

ご注文はメール、又はこちらのフォームより送信して下さい。

お問い合わせ等も・お気軽にメール下さい。
mail@tatayama.com

__送料__
北海道 1060
青森・秋田・岩手 740
宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・東京・山梨・新潟・長野・静岡・愛知・三重・岐阜・富山・石川・福井 640
大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山・兵庫 740
岡山・広島・山口・鳥取・島根 850
香川・徳島・愛媛・高知 950
福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島 1060
沖縄 1160
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8/6

8/6 広島 原爆投下の日。
子供の頃はふーん、という感じだったけど年を取るごとに
色々と深く考えるようになってきた。

東京は今日は午前中、ものすごい雨。
ただの夏の通り雨だけど、何か被爆者の、祖父たちのメッセージのように感じた。


南町田の工房で現在週1で取り組んでいるケーナ作り雨の関係で今日は午後からスタート。
予定の半分ペースですがケーナ5本。
コーヒー飲んで休憩後もうちょっとがんばります。
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ここから町田の自宅スタジオに持って行き、調律、調整を行います。

ケーナの販売等についてはメールでお問い合わせ下さい。(1本3000円 + 送料)
tata.viento@gmail.com
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竹の整理2

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3分の2ぐらいの整理が完了。
実家の庭を借りて、作業させてもらってますが、雨が降ってきたので、今日はここまで。
ナメクジさんとの無駄な戦いも、できれば避けたいので・・・
D管や、それより大きなケーナ(ケナーチョ”Quenacho”と呼ばれるやつですね)が作れる大きさの竹が思っていたよりも結構ありました。(写真右)
写真の左側にまとめてある、細い部分は主に小さいケーナ(ケニージャ”Quenilla”なんて呼ばれます)になります。
小さいケーナは僕はあまり使わないのですが、最近は小学校等での笛作り教室、といった企画もいくつかあり、子供サイズのケーナの材料として必要なので、一本の竹の、根元の方の太い部分から、先のほうの細い部分まで、割と無駄なく使えています。
あとこの写真の他に普通のケーナ用の太さの竹がいっぱいあります。
こうやって、竹を並べてるだけでも相当なワクワク感があります。なんか危ない人みたいですが・・

ケーナ販売についての質問などもときどき頂いていますが、来年位からは、そういった事も始められるかもしれないです。
ケーナ以外の笛の製作の依頼や問い合わせも今入っているので、この夏ぐらいからちょっとづつまた、笛作りに力入れていきます。

こんだけの竹どこからとってきたのかというと、宮崎にある僕の父の実家の近くなんですが、
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気候なんかの影響もあるのか、東京の辺りではあまり見かけない種類の竹が、東京のあたりではあまり見かけない感じに隙間なく密生してます。
身近なところに、必要な物はあるもんだなーと、
とにかくこの素晴らしい竹を与えてくれる自然と、宮崎で竹を切るのを手伝ってくれた親戚のみんなに、そしてこんな竹がいっぱい生えているところで暮らしていてくれた祖父祖母ご先祖様に本当に感謝です。
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竹の整理

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先週とってきた竹の選別作業してます。
この写真の3倍の量があります。
大体、大、中、小、といった感じで分けてます。
スペイン語で言うところの、ケナーチョ、ケーナ、ケニージャ(大きいケーナ、普通のケーナ、小さいケーナ)に相当する感じです。
しかしこの宮崎でとって来たこの竹は、美しい。

2年前くらいからこの種類の竹で、ケーナを作っています。
竹の外側を拭いたり、内側に溜った塵を吹き払ったりしていて、気づいたのですが、
外側の硬さに反して、内側が、ずいぶんとしなやかな(密度が低い)ような感じがします。
ケーナを作るときは外側を少しヤスリで削るのですが、元は見た目を奇麗にするために削っていましたが、実はその外皮の削り具合も音に、特に倍音の響きに影響してくるのでは、と思いました。
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